道路開通情報集約システム

道路開通情報集約システムは、地方自治体が関連法規によって公示している道路情報や、道路工事に関する情報を集約し、一覧可能にしたWebGISです。本システムは東京電機大学様よりご発注いただき、対面での打ち合わせを2回、あとは電子メールで密にご確認を頂きながら開発しました。
道路開通情報集約システム

特徴

データベース連携を行うアプリケーションを開発する場合、選定した開発用フレームワークに合わせて、バックエンド側データベースの設計やチューニングも開発者側で行うのが一般的です。しかし本案件では、発注者様側でデータの収集や管理を今後も継続的に行うため、データベースのスキーマ設計やデータ管理についてはお任せし、ご提供いただいたそのままの形で効率的に活用する方法を検討、実装しました。また、発注者様がプログラミングにご関心があるということで、できる限りコンパクトで読みやすいコードを心がけました。総コード量は約1,700行(外部ライブラリは含まない)です。

道路情報に含まれる地名から経緯度への変換や、工事の内容から開通したかどうかを予測するといった処理については、アルゴリズムと入力データをご指定いただき、忠実に実装しています。

技術

背景地図表示にはOpen Layers 3を利用しています。弊社にはこの技術を利用した経験がありませんでしたが、地理院地図を背景として使いたいというご要望でしたので使い方を習得しつつ開発しました。結果的に、航空写真やOpen Street Mapへの切り替えも可能になり、良い結果につながりました。